誰かが忘れたおもちゃ箱

TRPGオンラインセッションのリプレイを載せていこうと思います

最終話 其ノ二十六:最後の戦闘

GMじゃ、クライマックス、始めます……時間は何時頃にしようか?
二三雄:第3サイクルでもう夜だったから夜中とかかなあ?
一之進:丑三つ時?
白銀:草木も眠る、丑三つ時?
二三雄:それだw
一之進:決定w
GMわかりました。草木も眠る丑三つ時……灯りもなく、ただそれはあった。
白銀:「……あれは……?」
二三雄:「ん? 何……?」
GM闇夜に紛れ、天へと伸びる何かの前に、一人の女性……千冬と、それに付き従うものたちの姿も居るように感じ取れる。
千冬 (GM):「ようこそ、というべきかしらね……」
一之進:「……招かれざる客だろう」
千冬 (GM):「そうともいうわね、('-'*)フフ……ただ、この中の一人は、必要かもしれなくてよ?」
二三雄:「また、不穏なことを (嫌な顔しながら」
白銀:「……千冬さん」
千冬 (GM):「なにかしら?」
白銀:すみません、ちょっと白銀の過去話をさせてもらいますm(_ _)m 「……千冬さん。わたしは幼いころ、兄妹同然に育った池田巡査長以外……住んでいた隠れ里の人々を、何者かによって殺されました」
千冬 (GM):「……信州だったかしら?」
白銀:「……見かけは恐ろしくても……子どもの私を不器用にあやしてくれた、隠忍の血統で異形の力を持つ人たち、そして里長だった父が……。池田巡査長や、わたしをかばい次々と亡くなっていったのです」これが、白銀が蛇憑きの一之進さんを恐れない理由だったりします。「……そうして、路頭に迷っているところを比良坂機関に保護してもらい……その被疑者を探すため、わたしは警察官になりました」
一之進:「そうだったのか……白銀」
白銀:「……はい。……けれども……死者は死者として、安らかに眠りについたままのほうが……。わたしは、そう思うのです。……千冬さん、お願いです。もう、やめていただけませんか……」以上です。長々とすみませんm(_ _)m*1
千冬 (GM):「やめる? 何を?? 千の冬を越えて、やっとたどり着いたところなのよ。それを今更……やめる??」
白銀:「……」
千冬 (GM):「あのときのお嬢ちゃんがこうして身の前に現れるとは思いもよらなかったけれど……」
白銀:「……っ! ……まさか、あなたが隠れ里を襲ったのですか!」
千冬 (GM):「あら?気づいていなかったの?」
白銀:「……そんな……何のために……」
千冬 (GM):「欠片のため……といえばわかるのかしら?」
白銀:「……まさか、わたしも持っていたのですか? 欠片を……」
千冬 (GM):「小さかったお嬢ちゃんでは、わかるはずもないわね。あなたではないわ、あなたの里にあったのよ……穏便に貸していただければよかったものの」
白銀:「……そんな、そんなもののために里の人々を……!」*2
千冬 (GM):「まぁ、首を縦に振ってくださらなかったから……仕方がないわよね?」
白銀:「……お父さま……里のみんな……」
千冬 (GM):「でもよかったわね、やっとそばへ行けるわね」
白銀:「……そうはさせません。02時11分、大量殺人の被疑者発見。白銀警部補は、これより確保に移ります」*3
千冬 (GM):「('-'*)フフ……できるのかしらね?」
白銀:「……わたしは、警察官ですから」
一之進:「白銀落ち着け……お前は八重の居場所を探していたはずだ。何の目的で楠木家に取り入った?」
千冬 (GM):「目的……そうね、いろいろと都合がよかったから、かしら」
一之進:「そうか。都合のために家族ごっこをしていた、というわけか……」
千冬 (GM):「複雑怪奇な繋がりの家は隠れ蓑としても、実験体としても……」
一之進:「子どもはどこから連れてきた……オヤジの子じゃないんだろう?」
千冬 (GM):「あら?誰のことを指しているのかしら?」
一之進:「そこにいる真五、七海、そして死んだ八重だよ……」
千冬 (GM):「その3人は私の子ではないけれど、九十九の子ではあるわよ?」
二三雄:「ん?どういうことですか?」
千冬 (GM):「正確に云えば……一之進、あなたの弟・妹かしらね」
一之進:「私の血のつながりは、三姫と六魅だけのはずだ……母親は六魅を産んだ後死んだ」
千冬 (GM):「そうね、実際に零の身体から生まれた子は間違いなくその3人ね」
一之進:「どういうことだ……」
二三雄:「いやいやいや、待ってくださいよ。まさか、零さんの細胞を研究室でとか言わないでしょうね?」
白銀:「……そんな!」
千冬 (GM):「話が早くて助かるわ~あの血は研究対象としてこれ以上なく興味深いもの……零の卵子と九十九の精子……そこからできたのが、真五・七海、そして八重よ」*4
一之進:「そ……ん……」(おもむろに眼帯を外します
二三雄:もしもの時のために兄の腕をしっかり掴みます。
白銀:「……一之進さん」白銀も、一之進さんの手をそっと両手で握ります。
千冬 (GM):「六魅ちゃんが生まれたとき、それがバレてしまったのよね……」
二三雄:いや、バレたって、そんなあっけらかんと言われてもなあ。
GM研究者ですからね、千冬さんは。
一之進:「よくぬけぬけと家族ごっこができたものだ……」
二三雄:「よく父さんは追い出さなかったよなあ? そこら辺は、後継者は多い方が云々ってやつなのかな?」
千冬 (GM):「あの人にはばれてないわよ? 3人は私の子ってことになっているはずよ……」
白銀:「……母親となるよりも、自身の研究を優先してしまったのですね」
千冬 (GM):「そうね。けれど私はほとんどあなたたちの前に姿を現すことはなかったと思うけれど……」
二三雄:「ああー、そういうことですか……」
千冬 (GM):「我が子は一人でいいもの……」*5
一之進:確かに、八重に渡した家族写真に一人だけ映っていなかったのを思い出す。
千冬 (GM):「そのために八重に使ったものを回収しなければならないのだけど……誰かがどこかへ隠してしまったらしくて、ねぇ?」
一之進:「八重はもう眠っている。起こすような無粋な真似は許さん!」
GM聞きたいことあるならどうぞ、これが最後だから。
二三雄:「八重に何を使ったんです?そして使うことによって何を期待したんですか?」
一之進:「そのたった一人の我が子とやらは?」
白銀:まさか、霧隠が千冬さんの実子とか……?*6
千冬 (GM):「我が子は……そうね、遠い遠い昔に亡くなったわ。実験の最終段階で八重を素体としてみたのだけど、やっぱりだめで……やっぱり借り物ではなく、オリジナルでなければだめなのかしらね? まぁ、その代わりにいい実験材料が手に入ったのだから、それはそれでよかったわ」*7
白銀:「……霧隠ですね」
一之進:「八重……八重は幼くして命を落とした……貴様の好奇心のせいでな……(やはりあの時人のまま眠ることができて、お前は幸せだったのかもしれないね、八重)」
二三雄:ふむ。千冬さんの言う我が子を復活させるにはその復活させたい人間そのものに欠片を使って何かをする訳か。
GMそれは失敗したので、今度はそのものを呼び出そうとしてる最中かな。それには欠片が必要。で、前回の最後のようなことをしたと。
二三雄:そのものってのは復活する力がある何か?
GMではそこで二三雄は千冬の後ろに目をやります。
二三雄:「ん?」ジーっと見てみる。
GM人ではなくそこでとある儀式が行われている最中です。
二三雄:ほう?
GM儀式名は『死人帰りの法-改』、韻度:5、念度:不明。念度=HPだと思ってください。
二三雄:ほむ。壊せばいいんでしょ?
GMはい、その認識で合ってます、儀式の韻度はとりあえず今は関係ありません。そして速度は0から動きません。
二三雄:とりあえず……うん。
GM回避もしません。
白銀:ふむふむ。
GM当たればその分のダメージを与えることができます。ただし、変調は受けません。そして大切なのは、間合いは関係なくどこからでも攻撃できます。韻度が0になると、その儀式は失敗になります。
白銀:なるほど……。
GMさて、ほかに聞いておきたいことはある? 答えられる範囲で答えるよ?
二三雄:もしかして韻度が増えることもあって、一定の値越えると儀式成功するってことかい?
GMえっと、判定がいくつかあって、それが韻度の値分成功すると、儀式は発動するの。
白銀:ほほう。
GMなので一応発動はしているんだけど、この儀式に関しては、最後のワンピースが足りないので、不完全な形で発動している状態。
二三雄:なる。韻度:5ってのはその値分積まなきゃ成功しないってことか。
GMそそ。
一之進:それを阻止しつつ減らすと。
GMそれの阻止は考えなくていい、サイクル内のシーンでしかできないから。クライマックスにそんな悠長なことやってる余裕はないw
白銀:なら、儀式は後回しでも大丈夫なんですか?
二三雄:ほむ。でも韻度の現在値ゼロじゃないでしょ?あとHP的なのが不明だからなー。
GM韻度は0ではないです。千冬を倒せれば、無防備になるので、大丈夫ですよ?
二三雄:あー、うん、なるほど。
白銀:むー、最優先を誰にすべきか迷いますね……。
GMルールと少し違うのだけれど、とりあえず韻度はあまり考えなくていいですよ。
千冬 (GM):「さて……お話はもういいかしら?」
白銀:霧隠は生命力残り2なので、早めに倒しておきたいですが……。
二三雄:早く落とせそうならそこが最優先かなあ?
一之進:奴の相手は私が請け負う。因縁があるからね……。

*1:
一之進:素晴らしいです
白銀:ありがとうございますm(_ _)m

*2:
一之進:ナンダッテーな展開w
白銀:GMなら拾っていただけると信じていました。
GMあんたら無責任に伏線張りすぎw
二三雄:大変だなあw
一之進:( ´ー`)y-~~
GM楠木家以外にも無茶振りされてたんよ? たぶん私にしかわからないレベルでw
一之進:ほーほー、はねきゅーさんの裏をかくレベルが高すぎるw
白銀:いえいえ、これは信頼の証ですよ(棒)
GMなんか変な設定つくってんなーと。私わりとまともな設定しかぶつけてないのに……GMには。PCにはひどいけどw

*3:
GM時効は……なくなったんだっけ?
白銀:はい。

*4:
二三雄:うわ!まさかの!
一之進:あそっか、九十九の子じゃないとは書いてない!
白銀:あー! 確かに、秘密には『千冬さんの実子ではない』と書いてあります!
一之進:読み違えてたwミステイクw
GM零さん死んでるって聞いて、そこから持って来ちゃおうかと悪巧みしたGM
二三雄:『千冬さんの実子ではない=実験体』の認識だけど、元となるものをそこから持ってきてるとは思わんかったわ。
一之進:うんー、『零使うね』っては言われたけど、そういう使われ方をするとは……おもろいw
二三雄:無から生み出してるものだと思ってた。
GMいや、いい設定でしたよ?蛇の血の設定は本当に。

*5:
一之進:千冬はいくつなんだろう?

*6:
一之進:(おっさん……。
二三雄:霧隠さんが実子にうっかり笑いそうになった、ごめん!
GM大笑いしたわ>霧隠実子説w
一之進:いやでも、自分もそれ考えてt
白銀:さすがに違いましたかw 白銀のセリフにしなくてよかった、恥ずかしい……orz
GMあんたは実の子をメタルスライムにするのかと……やりかねないか。
白銀:はいw
GM第1話の私の感想の一番下読むといいよ、そこから実子とは思わないはず。
白銀:確かに。
一之進:なるほど。あの時は何のことかさっぱりだったけど、今ようやくつながったw

*7:
GMあの時点で、ここまでシナリオできてたっていったら、驚く?
白銀:マジですか?
GM細かくじゃないよ?大まかにね。
一之進:すげー!
GM感想の最後の寸劇っぽいの読むと、一応納得してもらえると思うのだけれど……。
白銀:何年越しのフラグなのか……w
GM4年くらい?
白銀:そんなに!w